月刊・教室だより

名物先生によるリレー連載(毎月20日更新)

【連載第211回】

語呂合わせ

私が大学受験の時使っていた単語集はTarget1900のような普通の単語集。そしてもう一つ「英単語連想記憶術」。寝ころびながら休憩がてらに読む単語集です。語呂合わせで覚えるもので、印象的なイラストもついています。この本がなかなかの曲者で、結構記憶に残ってしまいます。特に奇妙なイラストと語呂合わせがうまくマッチしているものは忘れるほうが難しい。いまだに覚えている秀逸なものを3つ紹介します。

algebra(代数)「主(あるじ)ぶらぶら代数を解く。」主人らしき男が数学の本を片手に歩きながら問題を解いているイラスト。math(数学)に比べると登場回数があまりにも少なく長文などで出会うことは稀です。

impose(課す・押し付ける)「忌むポーズを押し付ける。」カメラマンの男が女性モデルに嫌がるポーズを押し付けているイラスト。これは長文でよく出会うのでかなり助けられました。impose A on B(AをBに押し付ける)もセットで覚えました。お立ち台の上で(on)女性がポーズをとっているイメージ。

contribute(貢献する・寄付する)「こん鳥ぶって貢献する。」空に飛んでいる鳥を男がこん棒で殴ろうとしているイラスト。この鳥をgetして家族・仲間・村に貢献しようと考えているのでしょうか?それはわかりません。イラストの男の生き様が気になり記憶に残ってしまいました。とにかく鳥が重要なのでアクセントも鳥triにあると覚えました。

語呂合わせは邪道という考えもありますが、どうしても覚えられないものは頼ってもいいと思います。私も年号・漢字・英単語かなり語呂合わせで覚えているものがあります。授業でもみんなに紹介していますが、笑いながらも結構な確率で覚えてくれます。周りに授業で習ったばかりの言葉をふざけてギャグみたいに言っている友達はいないでしょうか。彼らは貴重な存在です。
 ・太宰治⇒ださい治(私の名前が治ゆえ)
 ・北原白秋⇒北原ハックシュン(くしゃみをしながら)
 ・ホモロサイングード図法⇒おもろさいんぐーど図法
 ・背理法⇒ハイリハイリフレハイリホー(CMの歌を歌いながら)
私の周りにもこんなことを言っている友達がいました。なぜか一発で頭に入り、いまだに記憶に残っているわけです。最近生徒の中に「候」を「いー湯や」と覚えている者がいました。天才です。

小杉先生