教室だより125

専任講師陣によるエッセイ(毎月20日更新)

【連載第125回】

継続は力なり

 

 皆さんは試験の前になると、急に勉強し始めたりしていませんか。もちろん何もしないよりはましですが、勉強にしても運動の技術にしても、毎日こつこつ続けることが大事です。
 私が毎日続けていることは、英単語の習得です。かれこれ始めてから半年になります。英単語ソフトを持ち歩いて、主に朝晩の空いた時間に英単語テストを受けます。問題は100問あり、4つの選択肢から英単語の意味と同じものを選んで解答するというシンプルなものです。通常は80から90%の正解率ですが、95%に達したこともあります。日英の文化の差からあまり目にしない単語も少なからず含まれているので、100%解答するのは至難の業です。
 毎日英単語に接していますと、いろいろ気づくことがあります。単語の終わり方から動詞か形容詞かその他か推測して絞り込んでいきます。また同じ歩くにしても、つまずきながら歩くとかゆったり歩くとか馬に乗って歩くとか、日本語と同じように、英語にも多種多様な表現があることに驚かされるのです。
 毎日続けるにあたって、ソフトに向き合うこと以外にはできるだけ他のことに手を出さないようにしています。ノートに書きだしたり、全部10回ずつ書いて覚えるようなことは、だんだんマイナスのイメージが増えてくるからです。無理なく続けることを優先させるのです。
 一つのことをこつこつやるのは、非常にいいことです。漢字でもいい、計算でもいい、クロスワードでもいい、毎日少しずつが重要です。

(なおソフトは無料ソフトのGRE6000 という名前です。自分のレベルに合わせて選ばれるといいと思います。)

藤田先生