教室だより140
専任講師陣によるエッセイ(毎月20日更新)
【連載第140回】
中1英語 11月危機に気をつけろ!
11月以降の中学1年生の皆さん、以下の問題をみてください。
問題:次の2つの文の疑問文(~ですか?、~しますか?)、否定文(~ではありません、~しません)を作ってください。
①You are from Tokyo. (あなたは東京出身です。)
②You play tennis on Sunday. (あなたは日曜日にテニスをします。)
区立中の中学1年生は、10月から11月頃に、英文の基本的な2つのパターンが出そろって、混ざった形でテストに出てきます。そのため、この時期急に英語がわからなくなるという声が聞こえてきます。(教科書によってはこの時期にcanの文も習って3パターンが出そろいます。) 疑問文、否定文を作るとなるとそれぞれ自分で文の区別をしなければなりません。その2パターンとは、Be動詞(am,
is, are)の文か、一般動詞(学校の先生によってはDo動詞)の文かという区別です。ルールを言葉で説明すると、
1)Be動詞の文ならam, is, areを使う
2)一般動詞の文ならdo, doesを使う
これで、あとは教科書の文章が暗唱できていれば、どうすればいいかわかるはず。
でも、この時期、多くの中1生が次のような間違いをしてしまいがちです。
✖1 Do you are from Tokyo?
✖2 Are you play tennis on Sunday?
✖3 You don’t from Tokyo.
✖4 You play not tennis on Sunday.
いかがでしょう。あなたはこれらが間違いだと認識できていますか?つまり、2パターンの区別をせず、どちらかのパターンで作ってしまうというわけです。
与えられた文を見た時、最初はしっかり意識して、Be動詞の文なのか一般動詞の文なのか自分に言い聞かせてみましょう。それから疑問文、否定文を作る。だから、動詞を動詞として見て取れるということが英語ではとても大切なんです。ついでに言うと、この時期学校の先生は表記に厳しくなる場合が多いので、文の最初は大文字、途中は小文字(もちろん人名などは大文字のまま)、最後はピリオドかクエスチョンマーク。確認してください。
また、3単現のSというもう1つの鬼門もあります。
③Mary plays the violin.
の疑問文、否定文はplayにsが付いているので、does の出番ですね。
Does Mary play the violin? Mary doesn’t play the violin. となります。動詞の部分にsが付いていなければdoを使えばいいのです。
では最初の問題の答えは、
①Are you from Tokyo? You aren’t from Tokyo.
②Do you play tennis on Sunday? You don’t play tennis on Sunday.
です。最初はちょっと意識して自分に言い聞かせながら練習してください。そのうちに自然にできるようになりますよ。
高橋先生 |