教室だより152

専任講師陣によるエッセイ(毎月20日更新)

【連載第152回】

受験シーズン

  いよいよ本格的な受験シーズンに入ってきました。令和最初にして最後のセンター試験も終わりました。皆さんが思い通りの結果が出せていることを期待しています。もし、思ったほどの結果が出せなかった人も、まだ始まったばかりなので、気持ちを切り替えて、次以降のテストを頑張って下さいね。
 来年からは、センター試験から「大学入学共通テスト」へと変わります。当初発表されていたシステムと大幅に変更されていくので、来年以降の受験生は大変だと思います。個人的には、全てのシステムを確定してから変更、発表していくべきなのでは…と思います。受験生もきちんと準備をして試験に臨んでいるのだから。
 私は第二回のセンター試験の世代です。それまでは「共通一次」というテストだったのですが、センター試験に変わって受験する科目数が減る以外は、さほどの変更点はなかったと思います。当時は、今のように私大が参入していることはほとんどなかったので、国公立大志望者以外はあまり必要のないテストでした。私は私大志望だったので、センター試験は受けませんでしたが、翌日、新聞で問題を見て実際に解いた記憶があります。出題形式や問題の難易度はあまり変化がなかったので、当時センター試験を受けた人は、さほど戸惑うことはなかったと思います。変更点などの情報も、今回のように少しずつ発表していくのではなく、かなり前から明確にしてくれていたような気がします。来年の受験生は、特にこれから出る情報をしっかりと聞いて準備を進めていくようにしてください。
 とはいえ、今年の受験もまだまだこれからです。大学受験生だけではなく、中学受験生、高校受験生も、実力を思い通り発揮できるようがんばってください。

相原先生