教室だより166

専任講師陣によるエッセイ(毎月20日更新)

【連載第166回】

新中3生へ

 3月から塾では、学校よりもひと足早く新学期の授業がスタートしました。新中3生、新高3生の皆さん、いよいよですね。これから約1年間の受験勉強、長く大変だと思いますが、頑張って取り組んでいきましょう。
 今回は、新中3生へ向けて復習問題を出してみようと思います。次の問題に挑戦してみましょう。
  ① 4-12÷2 を計算せよ。
  ② 2(3x+y)-3(x-2y) を計算せよ。
  ③ 1次方程式 2x+7=5x-8 を解け。
  ④ 連立方程式
      2x+3y=1
      3x-y=7
    を解け。

 どうでしょうか? 基礎問題なので簡単すぎると感じた人も多いと思いますが、実はこの4題、すべて都立高校の入試問題(共通問題)では毎年出るタイプで、確実に得点しておきたい問題ばかりです。簡単に解説すると、
  ①…計算の順序はこの場合、わり算から行うので、答えは-2です。
  ②…分配法則でカッコをはずしてから同類項をまとめます。答えは3x+8yです。
  ③…左辺にある7と右辺にある5xをそれぞれ移行してから解きます。答えはx=5です。
  ④…下の式の両辺を3倍してyをそろえて計算すると楽に解けます。答えはx=2,y=-1です。
 先ほども述べたように、この4問は基本中の基本です。1問でも間違えたり、解き方を忘れていたりした問題がある人は要注意! まずは計算練習を始めるようにして、しっかりと基礎計算力を定着させていくようにしましょう。

相原先生